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2009年2月11日 (水)

山歩きと人生つれづれ 第2回

月に一回「フイ」っと函館山へ におい豊かな自然が魅力

Hakodateyama_5 知内側からの長時間コース、真夏の30度を越す熱波の中での登山であり、熱中症になりかけ、エキノコックスなんのその、沢水をがぶ飲みしながらも途中脱落した思い出深い行程であった。さすが若い仲間たちはしっかり登っていった。そのとき私一人とり残され、登頂できなかった無念さよりも、苦しさのなか出会った途中の自然の豊かさへの感動が「すりこみ」となって今に受け継がれてしまったようだ。

(上写真:函館山でのスナップ。右端が筆者)

 私のスタンスは、登山ではなく山歩きであり、自然との触れ合いである。百名山登頂とは縁がない。結果的にはウォーキングの延長みたいなもので、健康づくり、体力維持の一環でもあるが、ストレス時代の心身の癒し系でもある。

 函館山の魅力は四季折々いつ登っても自然が豊かで、同じ顔をしていないということだろう。そこには車やロープウェイでは感じとることのできない、におい豊かな自然が息づいている。都会の中にこんな自然が残っていることにまず驚かされる。戦時中までは要塞があり、軍事機密のため長い間、一般人が立ち入り禁止になっていたことと、津軽海峡に面し、気候的にも道内では温暖地域でもあり、立地条件の良さにも起因しているのだろう。

 わずか334m程度の低山だが、歩くコースには事欠かない。七つくらいのコースがあり、山気分を少し味わいたい人には急登コースもある。私の好きなコースは汐見コースと七曲コースだ。トレーニングのためと、いい空気といい眺めをみるため、月に一回は歩くようにしている。とにかく「フイ」っと、“衝動的に”いくことである。たまの休みに、朝の空模様を見て、青空だったら顔を洗って(洗わないでもいいけど)すぐ出かける。コンビニによっておにぎりを調達し山の上で朝めし。コンビニ文化には普段は批判的だがこんなときには便利だ。

 はるか下北や津軽半島を眺めながらの朝めしで豊かな気分になれる。運がよければ、遠く岩木山がかすんで見えることが稀にある。

(内山清 医師:八雲ユーラップ医院院長)

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